2010年9月12日日曜日

■ ヒアリング_20100905

先日、じょむチームのヒアリングに参加しました。
今回ヒアリングさせて頂いたのは、じょむ運営に関わっている3名の方々です。

しかし、まだまだ暑いですね。
駅から事務所まで歩いただけで、着ていたTシャツが汗でびっしょりです。
この分なら、12月は50°C超えるね。


すみません。

事務所に到着すると、髙山さんがいらっしゃって、しばらく二人でした。
何を話そうかと考えたりしましたが、
髙山さんは、そんな自分とちょうど良い距離、間合いをとる人だな、と感じました。
カウンセリングは対話だけでなく、空気をつくるのも大事なのですね。

その後、次第にチームメンバーも集まり、ヒアリングに入りました。


●髙山さんへのヒアリングについて。
じょむにお勤めになるまでの経歴をお聞きしたのですが、
髙山さんがIT企業に勤められていたのは意外でした。

その当時、いろいろ活動をしていて、いわゆる普通の企業への就職が難しかったこと。
けれど、その会社でそれまでの経験を活かし、留学の資金を得ることができたこと。
同時にその企業の中で、女性の派遣社員の方々の良くない処遇を見たこと。

髙山さんの話は、全てが物語のように、ストンと腑に落ちて行った感じがしました。

留学先のアメリカでは、
現地で参加したワークショップ、日本の女性ユニオン、アメリカの大学教授の
繋がりと偶然が重なり、無事カウンセラー修士を取得できた、とのこと。

ホントに人との繋がりは不思議だなぁ、と感じます。
私が日々暮らしていけるのも、様々なご縁のお陰なのですね。

また、ヒアリングの合間に「認知療法とは~」「楽であれば良い」というお話がありました。
話を聞き、私自身も、ふっと心が軽くなる感覚を覚えました。

だから、みなさん じょむのスペースに集まるのですね。



●じょむの代表理事で、設立に携わった方について。

東京セクハラ裁判をカウンセラーとして支援していたとのことです。
じょむは、被害者が昼間安心して居られる「スペース」を作りたかったのが始まりのようです。

立ち上げのときの「大事なモノを自分たちの手で守る」という
関係者の熱い気持ちが、痛いくらい想像されてしまいます。


ハラスメント裁判は、勝ったとしても、
被害者の気持ちが置き去りにされるケースがあるそうです。

裁判に勝つことが目的になり、
被害者の本当に言いたかったことが伝えられなかったり、
自身の日常生活に支障をきたすことがあるとのこと。
その心のケアをするカウンセラーの役割は、とても大きいと感じました。


ヒアリングの最後には、私たちへの要望として、良いものを作ってほしいと
応援とアドバイスを頂きました。

現在のカウンセラーとしての活動内容もお聞きできて、
とても勉強になりました。


●じょむ事務局をされている方について

大学院時代に、髙山さんの講演を学内で開いたのが関わりの始まりとのこと。

私の感想としては「とてもハキハキしていて、賢さを発散している方」です。
あぁ、またまたスゴイ人だよって感じです(笑)

講座などを含め「運営」を行っていきたい とのこと。
また、ご自身のじょむでの役割のゴールも明確にされていました。

今やってみたいことは、
現在他に携わっている業界の方々の心のケアをすること、だそうです。

先を見据えていろいろ動いている方ですね(プロボノを利用したことも含めて)
見習いたいです。。。


運営でのご苦労のお話も頂きました。

かなり資金面でキビしいよう。
講座料金を上げる、参加者規模を大きくする、など方法はあるようですが
「世間相場料金での参加が難しい人に、サービスを提供して満足してもらう」
という信念は変える予定はない、とのこと。

じょむさんのような活動をされている組織は、特に運営が難しいのですね。


そんなこんなで関係者のヒアリングが終了しました。

今回も進行役の中谷さん、議事録作成の三池さん、千葉さん お疲れさまでした!


私が今回プロジェクトに参加させてもらって感じていることは、
みなさん、
・複数の組織に所属
・ゆるい流動性のある立ち位置
・プロジェクト単位での活動
・今に留まらないで、今を自身の将来への糧としている

そんな方々が多いということです。
きっと、将来はそんなスタイルが主流になるし、必要とされてくるのかな、
と漠然と感じます。

では、次は利用者の方々のヒアリングです。


●じょむチームのみなさま













   

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